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ステンレスチューブ製作

久しぶりの書き込みになりますが、新規のお問い合わせでステンレスチューブを製作して欲しいとの御依頼を受け、まずは図面を確認してから製作可能かの判断をしてほしいとの連絡で図面を確認しました所、製作本数は各1本で4種類有りました。

内径がそれぞれφ84・φ126.6・φ136・φ144の4種類です。

SUS304のTP-S管からの旋盤切削加工とホーニングを組み合わせてステンレスチューブの製作です。

中でも一番難しい加工になるのがφ136で全長約930mm、肉薄で1.9mmまで削らなければならず外径仕上がり後に溶接作業が4か所と片側端面に5mm幅でXとY方向に4か所の突起を端面から2mm削って作るという加工が有り、一瞬う~んと唸ってしまいました。

しかも溶接後さらに内径仕上げ加工をする図面指示です。

このクラスの肉薄チューブは手で握るだけで0.1mmぐらい簡単に潰れてしまうほどのワーク剛性の低さと、全長が1m近くあり旋盤等の切削でこの肉薄チューブの内径を仕上げるのはほぼ無理な話ですがホーニング加工ならばなんとか内径を仕上げる事が出来ると判断し引き受けました。

そのほかの種類も全長はほぼ一緒で同じよう肉薄になりますが、2.7~3mmぐらいなので1.9mmよりはまだなんとか行けそうですがそれでもかなりの肉薄です。

そして結果はと申しますと、かなり苦労しました・・・・・

がステンレスチューブ製作を完了し、無事納品させて頂きました。

 

 

 

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